LabNews 2010~2014
LabNews 2010~2014
2012年2月17日
日本栄養・食糧学会でのトピックス演題に選定
5月の日本栄養・食糧学会でのトピックス演題20数題の中に博士前期課程1年の中島あゆみさん(2N-17p)とみつわ台病院の澤村洋子さん(2Q-03p)の演題が選定された。同じグループによる関連する演題(下記の特定保健用食品関係の5題)についても紹介できるとのこと。5月1日(火)に予定の記者会見で報道関係者や出版社等に研究内容が紹介される。
中島あゆみら:減量前の運動トレーニングが減量による体組成と体に蓄積されているエネルギーの変化に及ぼす影響(2N-17p)
特定保健用食品の効能の科学的根拠と生活科学的根拠の乖離の背景(1~5)
(1)村上太郎ら:トクホ油脂食品ダイエットにみる女子大学生の科学的視点(2Q-01p)
(2)矢口友理ら:女子大学生におけるトクホ油脂の科学的根拠に対する認識(2Q-02p)
(3)澤村洋子ら:トクホに対する患者と医師の誤解(2Q-03p)
(4)岡村浩嗣ら:トクホの効能が実感されない理由に関する企業質問紙調査(2Q-04p)
(5)橋場直彦ら:トクホは誰のためのものか〜消費者庁インタビューから(2Q-05p)
来学した高校生への大学院生によるスポーツ栄養学の講義。食事の基本とスポーツドリンクの科学的背景についての講義後、スポーツドリンクを作る実習を行った(2012年7月11日)。
研究室同窓会2011年9月19日
Experimental Biology 2012, San Diego
Takako Fujii, Tatsuhiro Matsuo, and Koji Okamura
第66回日本栄養・食糧学会大会
2012年5月18日〜20日、東北大学(宮城・仙台)
EB2010 Anaheim Convention Center
特に興味深かったセッションを二つ。
Does physical activity alter energy balance, body weight, and related health outcomesで S. N. Blair. (Univ. of South Carolina)が、糖尿病や心疾患の危険性を体重で分類するのは適当ではなく、太り過ぎの人でも心肺系の体力の高い人では危険性は高くなく、太っていない人でも体力の低い人は危険性が高いことを数多くの統計結果から示し、”Fatness does not matter, fitness matters”と述べていたのには深く納得した。米国保健省がNational Physical Fitness and Sports Monthの声明を5月上旬に発表することも紹介された。
To exercise or not to exercise: can we replace physical activity with a pill?は、学会の最終日の最後にプログラムされていたにも関わらず聴衆が会場に入れないほどの関心を呼んでいた。運動による代謝変化のうち筋肉の赤筋化、血中グルコース取込みの促進、筋肉合成の促進などが、薬剤や遺伝子操作で得られることが紹介された。しかし、運動の健康増進作用に関係する代謝変化のすべてを薬剤や遺伝子操作で得られるとはいえず、現時点では薬は運動に取って代わることはできないという論調だった。
研究室からは下記の2題を発表した。
Experimental Biology 2011, Washington DC
Exercise Nutrition Laboratory, Osaka University of Health and Sport Sciences
2012年度博士論文発表会(2013年1月19日)
藤井嵩子 レジスタンス運動の鉄栄養状態に対する影響(発表抄録はこちら)
2012年度修士論文発表会(2013年1月26日)
徐旻珺 高脂肪食と高炭水化物食および運動がラット脳のエネルギー基質に及ぼす影響(発表抄録はこちら)
中島あゆみ ラットの減量に要するエネルギー負債は減量前の体脂肪に依存する(発表抄録はこちら)
2012年度修了式・卒業式(2013年3月16日)
Experimental Biology 2013 April 19 - 24, Boston, MA, USA
第67回日本栄養・食糧学会大会
2013年5月24日〜26日 名古屋大学
国立スポーツ科学センター栄養グループ、日本大学、北海道大学の皆さんと
•食餌回数がラットの運動による筋肥大に及ぼす影響。田中千裕、藤井嵩子、中島あゆみ、徐旻珺、園生智広、岡村浩嗣
•運動後の食餌タイミングは鉄欠乏ラットにおけるレジスタンス運動の鉄栄養状態改善効果に影響しない。藤井嵩子、中島あゆみ、徐旻珺、園生智広、松尾達博、岡村浩嗣
•ラットの減量に必要なエネルギー負債は減量前の体脂肪量によって異なる。岡村浩嗣、中島あゆみ、藤井嵩子、徐旻珺、田中千裕、園生智広
第7回日本スポーツ栄養研究会学術集会
2013年7月5日〜7日 神奈川県立保健福祉大学 研究室の大学院修了生たち
自炊とレシピ集に対する一人暮らしの学生の認識
奥村友香、岡村浩嗣、小清水孝子、柳沢香絵、松元圭太郎
男子体操競技選手に対する栄養サポート〜ロンドンオリンピックまでの代表選手の体調管理
長谷川尋之、亀井明子、立花泰則
2013年度修士論文発表会・修了式
2014年3月17日
Experimental Biology 2014 San Diego, CA
April 26-30, 2014
第68回 日本栄養・食糧学会大会
2014年5月30日〜6月1日 酪農学園大学(北海道 江別市)
高タンパク質食と高脂肪食が運動によるラットの筋肥大に及ぼす影響 岡村浩嗣、松井友嗣、藤井嵩子、中島あゆみ、徐旻珺、園生智広、中井直也